屎尿・下水研究会

TOP

屎尿・下水研究会の概要

お知らせ

発表タイトル

特別企画

企画図書類

更新履歴


発表タイトル

分科会
屎尿・下水研究会



第42回 屎尿・下水研究会

銀輪で集めたマンホール蓋のデザイン

石井 英俊 氏

日時:平成18年9月8日(金)午後6時30分より
場所:東京・飯田橋の東京ボランティア・市民活動センター B会議室
   電話 03-3235−1171
   (セントラルプラザ 10階)
交通:JR・地下鉄 飯田橋駅下車1分
講師:石井 英俊 氏
演題:銀輪で集めたマンホール蓋のデザイン(仮題)
  マンホールの蓋に絵柄を入れるようになったのは、30年ほど前からだそうです。絵柄は、各市町村の「花、木、鳥」などをデザインしたものが多いのですが、中にはとても凝ったものもあり、鋳物で作るため、かなり細かい表現ができるそうです。今回は、鮮やかな色付けを施したカラーマンホールを中心に、いくつかを紹介します。




銀輪で集めたマンホール蓋のデザイン

石井 英俊

 平成18年9月8日(金)18時30分より、東京・飯田橋の東京ボランティア・市民活動センター会議室で「屎尿・下水研究会の第42回例会」が開かれました。今回のテーマは「銀輪で集めたマンホール蓋のデザイン」。趣味のサイクリングの途上、路上で見つけた下水道のマンホール蓋をデジカメで撮り続けて10数年の、石井英俊氏(東京都下水道局)にパソコンを駆使して整理・分類されたコレクションから、厳選したほんのサワリの100種類ほどのものについて解説していただきました。
 マンホールの模様は元来滑り止めのためのもので、せいぜい下水道管理者としての市町村の紋章をアレンジする程度でしたが、近年、それぞれの自治体のご当地ソングとしての地方文化を発信・アピールする媒体として位置付けられ、そのデザインが競われています。また、カラーマンホールも結構見受けられるようになりました。
 技術的にも複雑なデザインを型どることができるようになり、サイクリングをしていても、この町にはどんなデザインのマンホール蓋があるのか期待しながらの路上ウオッチングになるとのことです。距離を稼ぐサイクリングではなく、マンホール蓋のデザインを収集することが目的になってしまったとのこと。
 それでは、当日紹介されたデザインの中から、サワリのサワリを以下に。
 祭り・伝統行事編: 花火(古河)、凧揚げ(見附)、大綱引き(上尾)、幌獅子(石岡)、角兵衛獅子(月潟)、御柱祭(諏訪湖流域)など
 風景・名所   : 浅間山(軽井沢)、大菩薩峠(塩山)、矢切の渡し(松戸)、霞ヶ浦と帆掛け舟(土浦)、太平洋と日の出(大網白里)など
 歴史・建造物・名物:時計台(札幌)、ハクチョウ(水原)、クジラ(昭島)、飛行機(所沢)、ぶんぶく茶釜(館林)、遣欧使節船(石巻)、伊豆の踊り子(天城湯ヶ島)、太平記の里(千早赤阪)など
 ジョーク    : ツバメ(燕)、カラス(烏山)、サが九つ(草津)など

(屎尿・下水研究会幹事 地田修一 記)