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第39回 屎尿研究会

ヨルダンにおける下水処理水の潅がい用水化

上田 恵一 氏

日時:平成17年12月2日(金)18時30分〜20時30分
場所:セントラルプラザ 10階 B会議室
 平成17年度における3回目の、第39回屎尿研究会(兼36回定例研究会)を下記の要領で行います。講師の上田恵一氏は、水処理メーカーを定年退職後、JICAのシニアとしてボランティア活動に参加された方です。今回はヨルダンにおけるその活動経験を語っていただくとともに、最近の中東の状況を報告してもらいます。ふるって参加してください。




ヨルダンにおける下水処理水の潅がい用水化

上田 恵一

 2006年12月2日(金)、東京・飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターにおいて、第36回の定例研究会(第39回尿尿研究会例会とのジョイント)が行われました。講演者は、元昭和エンジニアリング(株)に勤められていた上田恵一氏にお願いしました。標記の演題は、定年適職後、JICAにシニアボランティア活動に参加されたときの体験に基づくものです。講演の骨子は次のとおりです。
 @ ヨルダンは、ここ50年間でパレスティナ難民を中心に人口が10倍に急増し、深刻な水不足国となる。
 A 国土の80%が砂漠で、農業が70%の水を消費している。
 B JICAのスタディチームのまとめたシナリオでは「90%が蒸発してしまう表流水を使い切る。下水処理水の再利用率のアップ。やがて可能となる海水の淡水化の実現まで、化石水であるディシイの地下水を飲みつなぐ。」こととしているが、当然、農業用水の使用比率を下げ、さらに漏水、盗水、未収入水率を低下させることが前提となる。そこで、下水処理水の再利用が重要課題となる。
 C 下水処理水の再利用の実証試験:実証地域は世界遺産ベトラの近隣のワディ・ムーサ地域で、下水処理水を乾燥地域の農業や産業開発に再利用する。
 D 下水処理施設は、オキシデーションディッチで間欠的嫌気好気ばっ気方式。テストした作物は、穀類、果樹、家畜飼料用の牧草など。
 E 蒸発を防ぐため、間欠的に処理水を注入し、処理水を中にできるだけ浸透させる灌がい方式を試験した。日本の棚田をイメージしたウエットランド手法を導入。
 F 沢山の写真を駆使しての、ヨルダンを中心としたアラブの現況説明があった。

(運営委員 地田 修一)