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第7回し尿研究会の報告

 

郷土資料に見る下肥に流通と肥船

東京都下水道局 地田 修一

 主に郷土史の資料を探索し、江戸時代から昭和30年代まで続いていた肥船によるし尿の農村還元の実態を紹介するとともに、つい最近まで就航していたし尿の海洋投棄船についても言及した。はじめに、古い写真や絵、イラストを見てもらい大まかなイメージを掴んでいただき、その後に、それに関連した解説記事や自分史の記述、聞き書きを参考に細部を詰めていくことにより、資料の写真等がより具体性を帯びる事を期待した。
 郷土史資料としては、北区、三郷市、八潮市、戸田市のものを主に用いた。話の骨子は以下のとおりである。
1)下肥の流通(汲み取り、肥船への積み込み、下肥河岸での荷揚げ、問屋、八州廻りによる取り締まり)
2)肥船の数と河岸のイメージ
3)肥船の種類(部切船、桶船)
4)肥船の航行(櫓、竿、帆)
5)下肥河岸の貯留槽と肥溜め
6)農家からみた下肥調達方法(下肥業者から、直接自分で、下肥組合を作って協同で)
7)下肥業者(肥船の保持、船頭の雇用、下掃除権の獲得と下肥の仕入れ、下肥の運搬と販売。愚の字が経営として行う場合、船持ち船頭として半農半下肥業の場合)
8)東京市がし尿の汲み取り事業を開始(1919年、有料) 、徐々に地域を拡大
9)し尿取扱所(南千住、本郷元町)と汲み取り作業のイラスト
1 0)し尿運搬船(部切タイプ、高瀬船に水槽を作り付けたタイプ)と海洋投棄船。