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世界の列車トイレ −イタリアローカル線−

講話者 清水 洽*

コーディネーター 地田 修一(日本下水文化研究会会員)

 この度,イタリアの小さな旅としてトスカーナ州のリヴィエラ海岸に出かけました。イタリアは日本と同じように南北に長く季節の変化があり,北はフランス.スイス,ドイツに近く機械,化学等の工業が発達し比較的豊かです。南は地中海性気候で温暖でありオリーブ,ぶどう,コメ,小麦等の農業が盛んでその他観光産業が盛んです。今回はジェノヴァからピザに通じるリグリア海沿いの東リヴィエラを行く路線で,沿線には観光地やリゾート地が多く比較的リッチな地域です。

写真1サン・ジョルジョ城から見たリゾート地,ポルトフィーノの港 2014.3.8


写真2 リヴィエラ海岸を走る列車に乗車した最初の駅ラパロ駅 2014.3.8


写真3 ラパロ駅に入線するインテルシティIC665列車 2階建て客車DP型 2014.3.8


写真4 2階建て客車DP型車両の水洗トイレとその手洗。ティッシュペーパーの壁には落書きがされています。もちろん汚物は垂れ流しです。 2014.3.8


写真5 モンテレッソ駅を通過する特急フレンチャビアンカFB9777。車両は元のエウロスターE414(ES City)の電気機関車E404.1を転用している 2014.3.8




写真6 我々が下車し海岸を歩いたモンテレッソ駅と駅からすぐそばの海岸の 風景。上部に鉄道路線のトンネルが見える 2014.3.8




写真7 2011の洪水で大被害があったベランティアの町とリオマンギオレ駅を発車したジェノヴァ行き列車 2014.3.8


写真8 我々がリオマンギオレ駅からラ・スッペツイア駅まで乗車したLe642車両の垂れ流しの水洗トイレ 2014.3.8


写真9 ラ・スペツェア駅での我々が乗車したレジョナーレ普通列車 2014.3.8


写真10 ヴィアレッジオ駅のE464が牽引する新たに開発された2階建て車両。トイレの汚物貯留設備は確認できませんが汚物の垂れ流しはないと思います。 2014.3.9


写真11ヴイアレッジオ駅前に作られたカーニバルの案内板 2014.3.9




写真12 フィレンツェ駅でのVC/VE型中・近距離区間の車両と汚物垂れ流し管 2013.3.13


写真13 フィレンツェ駅構内での私が乗車するETR500赤い矢(フレッチャ・ロッサ),手前2両,奥に見えるのが,新型動力分散方式の特急車イタロ 2014.3.13




写真14 ETR500(フレッチャ・ロッサ)赤い矢の真空式トイレと手洗い。優等列車だけあり比較的清潔でした。 2014.3.13


写真15 ミラノ駅手前の車両基地に出番を待つフレチャ・ビアンカ(白い矢)。この列車トイレの汚物は垂れ流しです。 2014.3.13


 最後は,亀田泰武様からの情報です。ローマから東に行くチボリ駅までのローカル線の列車に乗車した時の写真です。ヨーロッパの高速鉄道トイレは水洗式の汚物貯留方式ですが、ローカル線では、ほとんどのトイレの汚物は垂れ流しです。車両設備より地上施設の整備が遅れていると思います。







写真16 チボリ駅舎と停車中のPR型車両とその汚物流し菅,またこの車両を牽引する軽量旅客列車専用のE464電気機関車 亀田泰武氏提供 2013.6.28


参考文献
1) 地球の歩き方編集室「イタリア鉄道の旅」(株)ダイヤモンド・ビッグ社 2006.7
2) 社団法人 海外鉄道技術協会「最新世界の鉄道」2006.7

※NPO法人21世紀水倶楽部