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関野勉 トイレグッズコレクション 特集その3

講話者 関野 勉*

コーディネーター 地田 修一(日本下水文化研究会会員)

トイレグッズコレクション−30
【温水洗浄型便器のミニチュア】

 20年ほど前に東京都内で見つけた香港製のプラスチックで出来た温水洗浄型便器のミニチュアである。裏に穴があり,そこから水を入れ蓋をして便器の蓋を開けると,真ん中から勢い良く水が吹き出す仕掛けになっている。便器のミニチュアはたくさん収集したが,このタイプのものはこれ1個のみである。今となってはたいへん貴重なものである。

トイレグッズコレクション−31
【バキュムカーと清掃車のミニチュア】

 写真・右は.日本のトミカ製のバキュームカーのミニチュアである。今は都会でバキュームカーをめったに見かけなくなったが,下水道が普及する以前はごく普通に出会ったものである。2011年の東日本大震災ではバキュームカーがたいへん活躍した。写真・左は今でも街でよく見かけるごみ収集清掃車のミニチュアである。

トイレグッズコレクション−32
【ヨーロッパのオマル】

 フランス・パリの北部にある窯元で作られたオマルである。フランス人の友人に頼んで,日本に来るときに手荷物として持って来てもらったものである。オマルの底に人間の目が描かれている。その目は「こぼしては駄目よ」と言っているかのようです。ヨーロッパでは,型は同じでも絵やデザインが異なるオマルをよく見かける。

トイレグッズコレクション−33
【世界にひとつ・写真付マイ切手シート】

 2003年頃,写真付のマイ切手を作ってくれるとのニュースを聞き,早速,申し込んで作ってもらったものである。写真は,トルコ・エフェソス遺跡のトイレに私が座っているもの(本誌2010年8月号の関野勉・トイレコレクション−2に掲載)を使用した。5シート(50枚)作リ4シート使用し,現在は1シートを残すだけである。

トイレグッズコレクション−34
【和便器・洋便器型カレー皿】



 ビレッジ・バンガードで見つけた和便器・洋便器型のカレー皿である。瀬戸のメーカーが企画し,中国で製造したものである。私は使っていないが,この皿を使ってカレーを供している店もあるらしい。このほか,和便器型のプラスチック製の容器を用いて“ク・ソフトクリーム”を売っているレストランが清里にあり,500円で,食べた後容器を持ち帰ることができるとのこと。

トイレグッズコレクション−35
【ハイタンク型洋便器のミニチュア】

 イタリア・ローマのスペイン広場近くの玩具店のショウウィンドウで見つけたもので,ずっしりと重い鉄製のミニチュアである。昔は日本でもバー,居酒屋等でハイタンク型洋便器を見かけたが,いつ頃無くなったのが,最近では全く見かけなくなった。日本では,この型の洋便器のミニチュアは無いようである。

トイレグッズコレクション−36
【トイレットペーパーの折り紙】



 2010年5月10日の東京新聞に,東大生がトイレットペーパーの折り紙サークルをやっているとの記事が載り,その後朝日新聞の2011年3月8日にも東大発のトイレの折り紙の記事が掲載された。また同じ頃,「トイレットペーパーおりがみ」書が発行されている。日本では以前からビジネスホテル等で,三角折り等が行われているが,2012年春,メキシコでマヤを観光した際に,各地のホテルでいろいろな折り方のトイレットロールを見かけた。何種類かは収集してある。

トイレグッズコレクション−37
【昭和30年代の「京花紙」ラベル】

 「京花紙」はティッシュペーパーの前身の鼻紙である。明治末頃より昭和50年代くらいまで一世を風靡した,家庭紙の代表的な製品である。これは一番売れていた頃の製品のラベルのスクラップ帳である。200枚ほど貼ってあり,その会社はもうなく製造されていないため.現在では集められないラベルばかりである。

トイレグッズコレクション−38
【ベルギーの小便小僧】











 ベルギー・プルユツセルにある小便小僧は,600歳以上になるといわれる。昭和天皇もここを訪問の折,その小便小僧を夜中にお忍びで御覧になったと,香淳皇后が亡くなった時の新聞記事で読んだことがある。写真は小便小僧がある処の近くの店で売られていたもので,写真・左の瓶は小便小僧がラベルになっているビールの空瓶である。日本には,浜松町と小田原に兄弟の小便小僧(ともに東京芸術大学教授が製作)があり,また埼玉県行田にはベルギーから送られた小便小僧三兄弟がいる。今はどうなっているが定がではないが,ブリュッセルには小便少女もあった。

トイレグッズコレクション−39
【糞型貯金箱と糞型ストラップ】



 京都市の“人形と和紙の工房”で龍虎作として販売されていた,糞型の貯金箱とストラップである。焼き物なので落とすと,壊れてしまう。糞を模ったものには,鉄でできた糞鎮やプラスチックでできたもの(硬い物や軟らかい物)あるいは石鹸でできたものがある。

トイレグッズコレクション−40
【馬桶(マートン)】

 馬桶は中国で最近まで使用されていた,日本でいう御虎子(おまる)である。寝具などとともにお嫁入り道具の一つといわれている。漆塗りの木製馬桶は,蘇州で1万円ほどで買い求めた。漆を塗っていないものは,4000円ほどです。蓋をとって座って使用するが,蓋をしたままでも座ることができる作りになっている。写真・左の琺瑯引きの馬桶は,上海の駅前の店で200円ほどで購入したもので,痰壷としても使われる。

トイレグッズコレクション−41
【磁器製洋便器】

 写真・左は,オーストリア・ザルツブルグ郊外ラウヘンの便器工場を見学した際に記念として頂いたものである。写真,真ん中は,タイTOTO製の蓋付洋便器(日本では生産していない型)のミニチュアである。写真・右は,INAXの色見本洋便器型の灰皿にもなるミニチュアである。同様の製品はTOTOにもある。洋便器のミニチュアは,圧倒的にプラスチック製が多い。焼き物のものは高くつくだけでなく,割れやすいので扱いがたいへんである。

トイレグッズコレクション−42
【カナダ・製紙会社のトイレットペーパーサンプル帳】

 写真・下は,1950年代のものと思われるカナダの製紙会社のトイレットペーパー5種類が鳩目されたサンプル帳である。これは骨董市で入手したものであるが,トイレットペーパーのサンプル帳はたいへん珍しい。日本にも,昭和16年頃の機械漉和紙全般のサンプル帳はあるが,塵紙だけというのは無い。1996年頃に私が作ったものはあるが,古いものではこれが初めてである。なお,写真・右上は,現在のアメリカ空軍が使用していると思われるトイレットロールである。

※家庭紙研究家
 日本下水文化研究会会員