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関野勉 トイレグッズコレクション 特集その2

講話者 関野 勉*

コーディネーター 地田 修一(日本下水文化研究会会員)

トイレグッズコレクション−19
【お尻を模った看板】

 東京の晴海に見本市会場があった頃,会場でこの看板を見かけた。酒屋さんの軒先に飾る看板を製作しているメーカーがデモンストレーション用に作ったもので,サントリーのダルマ・ウィスキーの宣伝用とか。一枚のプラスチック板を熱で柔らかくして膨らませて作ったものである。会期終了後は廃棄するというので二枚頂いてきた。しかし,実際の酒屋さんにこの看板が掛けられているのを,未だかつて見たことがない。


トイレグッズコレクション−20
【ミュンヘン・おまるの博物館のポスター】

 日本トイレ協会主催の第1回ヨーロッパトイレ事情調査団(1989年)に参加した折,訪ねたミュンヘンの「おまるの博物館」のポスターである。これらの「おまる」の持ち主は弁護士さんで,自宅のアパートの一室での陳列であり,20人も入ると身動きができないほどであった。1984年頃にオークションで入札したのが初めで,収蔵品数は5000個といっていた。最近では1万個に増えているとのこと。目玉はマリー・アントワネットが使用していたといわれる「おまる」で,160万円はするという。現在,この博物館は市の中心部に移っている。


トイレグッズコレクション−21
【アメリカ・コーンベルト地帯の尻始末道具を模った玩具】

 アメリカはトウモロコシの輸出国であるが,粒を採った後のトウモロコシの芯を手で回して尻始末をする道具があった。これは,トウモロコシの芯に1962年(昭和42)の製造年月日の入った日本製の電気コードを刺した「玩具」である。プラスチック製のコードを付けた物もある。芯にモーターがセットされていないので,仮に電気を通じても回らない。一種のユーモア製品である。


トイレグッズコレクション−22
【ドイツの本型トイレットペーパーの復刻品】

 1992年の日本トイレ協会第2回ヨーロッパトイレ文化調査団に参加した折に,オーストリア・ザルツブルグ郊外のラウフィン便器工場にあるミニトイレ博物館を訪問した時に,館長から頂いた。1850年代のトイレットペーパーの復刻品である。トイレットロールができる以前の製品で,本型で片側にミシン目が打ってあり,トイレマナーの様子が各頁に印刷されている。当時は紙の値段が高かったので,一般の人々がこれを使用することはなかったのではないか。


トイレグッズコレクション−23
【世界のトイレカレンダー】

 ドイツの出版社が作成した世界中の珍しいトイレを集めたカレンダーの2011年版と2012年版の表紙である(上の写真)。一月毎に一箇所のトイレが写真で紹介されている。2012年版にはINAXのトイレと東京・新宿の台湾レストラン(今は無い)のトイレ(便器の前に人の顔のお面が置かれている)が取り上げられている(下の写真)。世界には.このような一風変わったトイレがたくさんあることが分かる。


トイレグッズコレクション−24
【ウズベキスタンのオマルに座る人形】

 イスラム教国・ウズベキスタンのモスクの土産売り場で見つけた木彫りの人形である。オマルに座って「いないいないバー」をしている子供を模っている。イスラムの規範書である「ハディース」には排泄についての厳しい規範が1章にわたって記載されているからが,イスラム教国でこのような土産に出会うことはめったにない。


トイレグッズコレクション−25
【椅子型便器のミニチュア】

 ある酒場で隣り合った人に,私が「トイレやトイレットペーパーの研究をしているが,便器のミニチュアが欲しいのだが」と言ったところ,「作りましょう」という返事。私が提供した資料に基づいて,椅子型便器のミニチュアを2個作ってくれた。椅子の裏から,陶器のオマルを出し入れできるようになっている。ドイツのオマルの博物館には,城館などで実際に使用されていた本物のオマルが陳列されている。


トイレグッズコレクション−26
【フランスのトイレやオマルの絵葉書】



 20世紀の初頭に,フランスで作成されたトイレやオマルをテーマにした21枚からなるショートコントの絵発書である。この絵葉書には子供がオマルに座って用を足しているものがあるが,これはなかなか見つからない絵柄である。トイレに関する書物には載っていることがあるが,現物では珍しい。ちなみに,大人はオマルを手で持って立って使用する。


トイレグッズコレクション−27
【便器のミニチュア】

 写真・中心にあるのは,東京都内で見つけたレバーを押すと擬音が発生するプラスチック製の便器のミニチュアである。写真・左は,日本の燕市の(株)ヤマコが作った便器を模った文鎮である。写真・右は,台湾・高雄空港で買った便器を模ったライターで,ガスを入れれば実際に使用できると思われる。このような便器のミニチュアは,キリスト教国や仏教国で見かけるが,イスラム教国では難しい。


トイレグッズコレクション−28
【トイレやトイレットペーパーが題名に付いた映画のパンフレット】

 写真・左の「命は安くトイレットペーパーは高い」のパンフレットは,今から約30年ほど前に香港で製作された映画のもので,香港では上映できず日本で上映された。写真・右の「トイレット」とあるのは,TOTOも協賛してカナダで製作された日本人が監督を務めた映画のパンフレットである。一般的には避けられがちな「トイレ」や「トイレットペーパー」などの言葉をずばりと題名に付けた映画があったことの証左である。


トイレグッズコレクション−29
【糞型貯金箱と糞型のキーホルダーと糞鎮】

 写真・左の座布団に鎮座している金の糞型貯金箱は,日本の京都製のものである。写真・真ん中の小さい糞型のキーホルダーも同じく京都製である。何処かの神社のお守りとか,詳しいことは不明である。写真・右のお菓子のカリントのような色のものは.マレーシア・ウアラルンプールの土産物店の棚に置いてあった。店員に聞くと,「糞鎮(ペーパーウエイト,文鎮)」とのこと。日本にはプラスチック製の糞の模型がある。

※家庭紙研究家
 日本下水文化研究会会員