屎尿・下水研究会

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日本下水文化研究会の刊行図書



当会会員の方が出された本の紹介のコーナー

トイレ 2016/10/20 ミネルバ書房

NPO日本下水文化研究会 屎尿・下水研究会著





  新刊のご案内
江戸のまちは循環型のエコシティだった!
排泄空間と屎尿処理にまつわるウンチクあれこれ
屎尿・下水研究会編著 シリーズ・ニッポン再発見C
トイレ
 −−排泄の空間から見る日本の文化と歴史
 A5判美装カバー216頁 本体1800円(税別)


【ここがポイント】
◎巻頭カラーページでトイレにまつわる資料を紹介。
◎世界最古のトイレはしゃがみ式か腰かけ式か、その謎に迫る。
◎便所紙として使われた化粧紙の蘊蓄話。
◎船のトイレ、列車のトイレはどうなっていたのかがわかる。
◎ウォシュレットを開発したTOTO物語を巻末に掲載。

主要目次

〈巻頭カラー特集〉トイレから見る日本の文化と歴史

はじめに

1章 日本のトイレ・世界のトイレ
 しゃがみ式トイレ(和式トイレ)1
 水洗トイレ・腰かけ式トイレへ
   世界最古のトイレは、しゃがみ式? 腰かけ式?
 水洗トイレのルーツ
 紙と手

2章 クールジャパン的トイレ
 トイレで日本再発見
 節水とユニバーサルデザイン(UD)
 子供用トイレと特注品のトイレ
 日本のトイレ文化を世界に発信

3章 日本のトイレの歴史概観
 土坑式トイレ
 高野山式トイレ.
 移動式便器の登場
 江戸時代になると
 トイレも文明開化
 改良便所の研究
 下水道の建設と水洗トイレの普及

4章 屎尿・下水研究会の四方山話
 和船の歴史と便所(松田旭正)
 江戸時代の便所(森田英樹)
 江戸近郊における下肥の流通と肥船(地田修一)
 拭う紙・捨てる紙(関野 勉)
 トイレットペーパーの歴史(関野 勉)
 トイレットペーパーの初めての新聞広告(山崎達雄)
 トイレの神様(小松建司)
 有料トイレの系譜(山崎達雄)

[トイレ雑学]近代公衆トイレの第1号
 昭和10年代の東京における屎尿処理(地田修一)
 屎尿汲取り業を顧みる(石井明男)
 日本独自の屎尿消化処理と農業利用(地田修一)
 豚便所フール(森田英樹)
 列車のトイレ(清水 洽)

【トイレ雑学】富士山のトイレ

〈巻末資料〉
@TOTO物語
 日本にも水洗腰かけトイレを!
 陶器で便器をつくるむずかしさ
 家庭のトイレにも新風
 ウォシュレットの開発秘話
A陶器の便器ができるまで
Bトイレの別名いろいろ

〈編著者紹介〉屎屎・下水研究会(しにょう・げすいけんきゅうかい)
浄化槽や下水道の普及とともに屎尿の汲取り・処理・処分の仕事は縮小し、トイレ・屎尿に関わる歴史的事実や技術的成果が忘れられようとしている兆しを感じた者たちにより、平成10年に立ち上げられた研究会。のちに、NPO日本下水文化研究会の下部組織となった。会員は、便器の設計者、屎尿処理の研究者、下水道・清掃関係の行政担当者、紙の研究家、教育関係者等20名ほど。日頃はなんとなく口にすることが憚られる屎尿やトイレなどについて、互いに情報を交換し合っている。