会のロゴ

特定非営利活動法人
日本下水文化研究会 分科会 屎尿・下水研究会
Japan Association of Drainage and Environment
日本下水文化研究会は新しい人と水との関係を考えていきます。
Smart Water Use and Drain Keep the Environment Healthy

TOP

屎尿・下水研究会の概要

お知らせ

発表タイトル

特別企画

企画図書類

日本下水文化研究会 HP

関西支部
HP

更新履歴


日本下水文化研究会の刊行図書



当会会員の方が出された本の紹介のコーナー

ごみの文化・屎尿の文化 2006/5/30 技報堂出版

廃棄物学会 ごみ文化研究部会・NPO日本下水文化研究会 屎尿・下水研究分科会著





屎尿・下水文化研究分科会編集の図書紹介

  「ごみの文化・屎尿の文化」
技報堂出版(定価2310円、著者紹介特価2200円税送料込み)
 最近リサイクル社会のモデルとして昔のことが良く取り上げられてます。ごみや屎尿は生活と密接な関係を持っているため研究が進むにつれ思ってもいない当時の社会や習慣、文化を知ることが出来ます。処理処分の技術が進んだ現代では処理処分を人まかせにし、身近から離れたごみや屎尿の行く末に無関心な人がますます増えています。本書は、失われようとしている記憶、資料、施設、道具、風俗、習慣の及び忘れ去られようとしている歴史的事実、或いは技術的成果のどの流れを掘り起こし、ごみ、屎尿についての文化的側面にスポットをあてながら紹介したものです。


主要目次
プロローグ

I ごみの文化史
1 「ごみ」の変遷
2 平安京の清掃行政
3 中世の使い捨て文化
4 水に捨てる文化
5 「振袖火事」伝説の成立
6 江戸のハウス栽培
7 二枚の絵
8 資源回収業界の変遷と現状

II 屎尿の文化史
1 屎尿という文字の探求
2 江戸小話に拾う雪隠と屎尿
3 映画に登場する下水道

III ごみと屎尿の技術史
1 戦後開発された屎尿分離式トイレ
2 東京における屎尿の処理処分の変遷
3 日本の埋立を変えた福岡方式

IV トイレの文化史
1 トイレに関する文献紹介
2 間取りから見るトイレの歴史
3 トイレの神様
4 トイレグッズのコレクション
5 日本人はなぜしゃがんで排便するのか
6 世界のトイレ博物館を巡って
7 トイレマナーから見るトイレ文化
8 トイレ研究史と総合トイレ学
9 浄化槽法制定の経緯と現状

V 有価物から廃棄物へ
1 江戸の下掃除代金の高等に見る行政の対応
2 東京近郊の下肥利用の歴史
3 大正8年の屎尿問題
4 農村から見た都市屎尿処分問題

VI 人物史
1 李家正文―「厠考」の出版と厠学
2 大倉孫兵衛・和宮親子と衛生陶器
3 高野六郎の言語活動と実践―改良便所
4 西原脩三―市井にあって日本の衛生工学を育む
5 楠本正康と浄化槽
6 岩橋元亮-ごみ焼却の先駆者

VII 発展途上国における屎尿事情
1 発展途上国における屎尿由来の寄生虫の事情
2 途上国の屎尿処理を考える
3 バングラデッシュのエコロジカルサニテーション
あとがき



屎尿・下水研究会が刊行した本
『ごみの文化・屎尿の文化』の書評の紹介

 屎尿・下水研究会が廃棄物学会ごみ文化研究部会と共同編集し、技報堂出版から平成18年5月に刊行した『ごみの文化・屎尿の文化』の紹介記事ならびに書評のさわりを以下に転載します。なお、この本は新書版230頁余で、定価は2,200円+税です。


 「月刊廃棄物」誌: 本を開いて目次を見ると、・・・ 知的好奇心を刺激する言葉がいくつもあって、・・・ 興味を引かれた話から読んでみた。まず、「日本人はなぜ、しゃがんで排便するのか」である。・・・ 排便は休息する体勢でしているのである。・・・ もう、このあとは、次々と語られる話を一挙に読み進めてしまった。食と同じく、人類は古来よりさまざまな視点から屎尿やごみについて考え、対処してきたのである。そこには確かに「文化」と呼べるものがあることを、本書を通じて認識できた。

 「生活と環境」誌: 本書には、ごみ・屎尿にまつわる失われようとしている記憶や資料、施設・道具、風俗・習慣などを掘り起こし、その文化的側面にスポットを当てた37の話が収録されています。

 「都市と廃棄物」誌: ごみや屎尿の文化史のほか、人物誌や発展途上国の屎尿まで幅広く取り上げている。

 「月刊下水道」誌: 屎尿の面では「リサイクル社会だった」という通説のある江戸時代が、実は中世からの使い捨て文化を引きずっていた一面を持つことや、「江戸の華」と言われた火事によって大量の廃棄物が発生したなど、思いもよらぬ当時の社会生活や慣習・文化を知ることができる。

 「かんろかんり」誌: よくもこれだけ多種多様な話題が集められたものだと感心させられる。著者・語り手は実に23人に上る。

 「日本下水道新聞」紙: ごみや屎尿に関する文化をまとめたものである。生活と密接な関係にあり、研究によりさまざまなことがわかってきている。

 「水道産業新聞」紙: 処理・処分の技術が進んだ現代では、ごみや屎尿の行く末や、まして歴史や文化にまで思いを馳せる人は多くはないだろう。「資源回収業界の変遷と現状」という研究論文のあとに「江戸小咄に拾う雪隠と屎尿」など、思わずにやりとするような話が続く。「映画に登場する下水道」の名作紹介もある。「トイレマナーから見るトイレ文化」などの雑学的知識も豊富だ。

「廃棄物学会誌」


 なお、技報堂出版への連絡先は、(編集)03-5217-0881 です。